特別な趣が漂う羅州の名所との出会い。
周辺の情報を確認してください。
南平小学校の校庭にある。1977年の調査資料によると、基礎址台石が埋まっているためその形態を調べることはできないが、下台石には、覆蓮(蓮華を逆さまにした)紋様が彫られている。竿石は八角からなり、其々の面には何も彫られていない。上を向いている蓮花模様は、摩耗が激しいために形態ははっきりしないが八角のものと見られ、花びらの詳しい紋様は分からない。
火舍石(点燈する部分)は、方形の石材を各自組み合わせて四隅の柱とされているが、本来は円形ではなかったのか疑念を抱く。その上に、八角の笠石がのせられているが、隅棟床が明確で笠部には特別な彫刻が見られない。これもまた摩耗が激しい方である。相輪には宝珠が置かれている。全体的に精巧さや洗練された技術は見られない。造成時期は高麗時代と推定される。