特別な趣が漂う羅州の名所との出会い。
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逓庵羅大用(ナ・デヨン)将軍は、文禄の役当時、李忠武公の指揮下で亀甲船の建造を手助けした実質的な功労者で、朝鮮水軍で最も卓越した造船技術を持っており、朝鮮水軍には欠かせない勇将であった。
将軍の生家は、一般的な茅葺屋根の正面4間、側面1間の南向きの造りになっており、生家と墓所共に全羅南道文化財記念物第26号に指定されている。羅大用の墓所は、生家がある村から約3km離れた五龍里の山麓に位置している。五龍里には、パンジュク谷、将軍岩、羅大用将軍事蹟碑、羅大用将軍の遺影と位牌が安置されている“昭忠祠”などがある。
毎年4月21日には、昭忠祠において羅大用将軍の追慕祭が開かれる。一般的に追慕祭は故人の誕生日や逝去日に行われるが、羅大用将軍の追慕祭は“科学の日”である4月21日に開催されている。その理由は、生涯を軍艦の建造に費やし、当時、誰も思い付かなかった優秀な軍艦を考案、建造した発明家であること、そして、造船技術者である羅大用将軍の優れた創意精神を賛えるためである。